今週のお題「習慣にしたいこと・していること」
習慣というか私の性格の都合上、常にみんなと違うことをしたいを思っている。良い言い方をし過ぎた。要するに逆張りをしたいだけだ。習慣というより習性に近いところがあるかもしれない。
そして最近それに付随してあることを思った。
「ジジイってある程度の枠の中に収まるよな」
そう。ジジイは数タイプしかいない。
- 優しいジジイ
- 頑固ジジイ
- 怒りのジジイ
- ボケ老人
- エロジジイ
- 趣味ジジイ
- カスジジイ
- 自分語りジジイ
などなど。大体このようなジジイしか存在しない。いくつかイレギュラーは存在していても、上記の派生系みたいなタイプしかいない。
生活に関することも型にハマっている。食文化もジジイの食文化である。豆やら漬け物やらジジイっぽいものを食べる。老いがあるため、ある程度食が縛られるのはわかるが、型にハマりすぎだ。
服装もそうだ。ジジイみたいな服しか着ない。
ジジイみたいな性格してジジイみたいな食生活をしてジジイみたいな服を纏う。最悪だ。私は絶対にこんなジジイにはなりたくない。
またジジイになって逆張りをすることで真の意味でみんなと違うことができる。逆張り人間の数は年齢と反比例の関係にあるからだ。( 私調べ )逆張りジジイは希少なのだ。
だから私は「型破りなジジイになりたい!」
そう思ったのだ。
型にハマったジジイだらけになるのには原因があると思う。まずは先程言った通り逆張りと年齢は反比例の関係にあることだ。その他の原因は"型"が存在してしまっていること自体だ。
卵が先か鶏が先か。型が後からできたのか先にできたのかは定かではない。しかし型があることが、ジジイをある程度の枠に収束させる原因となっていることは間違いないと思う。ジジイの進路を明示してしまっているからだ。そこに進みたくなるのは人間の心理というものだ。
私はここに気付けた時点で逆張りジジイへの第一歩を踏み出せたと言えるだろう。構造を理解すること、そういった知識が選択肢を増やす。
原因がわかればあとはどういったジジイになっていくのか、具体的なプランを立てていきたい。
性格的な面で言えば、ミステリアスなジジイになりたい。ジジイは大体あけっぴろげに語る。人生観やら大切にした方がいいこと、過去の栄光など。そういったものが一切見えないジジイになりたい。
過去からの繋がりや思想が一個もわからない。そもそもこの時代の人間なのか?そう思わせるようなジジイを目指している。
それを実現させるためには生活面も徹底しなければならない。意味深な立ち振る舞いをして食がジジイでは意味がない。結局中身はただのジジイじゃないか、そう思われてしまう。
とは言えあからさまにバズってる飯や重い飯を食える体力もない。難しいところではある。
カロリーメイトだ。晩年の健康志向のフリ。全くの無駄。完璧だ。しかし口がパサパサになってしまった。
紙パックのリプトンを飲もう。ストロー挿して。次いで午後の紅茶だ。既成品の紅茶は年寄りは逆に飲まない。
食が整えばあとは身なりだ。オシャレは足元から。ジジイは足元を気にするはずもない。その虚を衝く。エアフォースワンやNIKEのハイテクスニーカーを履こう。まーくんに買ってもらおう。
ズボンはかなり穴の空いたダメージジーンズだ。少し王道逆張りな気もするが、ご老体が見え隠れすることで生まれる良さは一つもないため採用した。
腕時計はG-SHOCK一択だ。
しかしこれでは身なりが若者過ぎる。これじゃまるで若さにすがる醜悪なジジイじゃないか。
ここでワンポイント。襟や袖口だけチェックとかになってる長袖ポロシャツ。あえてジジイ御用達アイテム。中にスタスタのインナーを着ると尚良い。見えないところにも気を配ろう。
これでNIKEスニーカーやダメージジーンズ、G-SHOCKの意味が全くわからなくなった。
あとはお好みで帽子を被ればよい。ジジイっぽいのでも若者っぽいのでもその日の気分に合わせて被ろう。もう既に意味はわからないのだからどっちでもよい。
長々と書いてきたが「型破りなジジイ」がようやく完成した。こんなジジイ見たことない。ジジイになるのが今から楽しみだ。
ジジイになった時、人生の最高到達点に辿り着けそうだ。習慣は大事だと改めて感じた。